御祭神

●本 殿   ・塩椎神(塩土老翁)  ・木花之開耶姫命

東之脇社 天照大神  
●西之脇社 道祖神、建速須佐之男命大山積神応神天皇 、菅原道真公
 以上八神を生道大神と申す


 御由緒 
伊久智神社(いくぢじんじゃ) の創祀は、古事記・日本書紀の海幸山幸に登場する塩椎神(塩土翁神)「潮霊」の御鎮座に始まります 境内全体が古代祭祀の場であります  古くは『生きる道の神』・『生命満ち引きの神』生道八剣大神・本鹽竈さんと称され 熱田神宮の神領で 古来より人々に篤く崇敬されました
「潮霊」とは 潮流を司る霊「潮つ霊」「潮つ路」「潮盈瓊」「潮涸瓊」であり 御祭神の塩椎神(塩土翁神)がこの地に製塩法を教えて下さり 社伝には「生道郷に白髪の老翁  我は塩土老翁也と宣ひ  海潮を煮て塩を製する事を教え給ふ…神塩浜則鎮座」とあります
素晴らしい『生道塩』が出来たので都(京都)に調(税)ではなく 東寺(京都)に御供として奉納していたことが平安時代の『延喜式』巻二十四巻三十三に記載されいます
又 『延喜式』巻九巻十の両巻の『神名帳』に記載された知多半島の式内社は三社
 羽豆神社《師崎》阿久比神社《阿久比》入見神社《内海》 伊久智神社は式外社で町内では唯一の神社です
例祭の日にちは 今では九月の第三日曜日となっております
 明治以前は八月十七日(旧暦)以後は九月十七日です
伊勢神宮の神嘗祭も以前は同日に斎行されておりました 古来より神嘗祭は夜のお祭りで満月の光の中で執り行われており、このことから考えますと伊久智神社の御祭神が潮の満ち引きにつながる神様と解ります
例祭当日に於いても以前は 祭りの終盤で境内にて両組別れの前に若衆が沢山の塩を撒きながら太鼓を打ち合いをしておりました その塩を浴びると無病息災につながると多くの人が塩をかけてもらいに集まりました

人の生死は潮の満ち引きに深い関係があるとされ この世に生を受けてから亡くなるまで護って頂ける神様として古くより信仰があります 
生命みちひきの神・安産の守護・延命長寿・厄祓いの神・産業開発・交通安全の神様として信仰されています

神社も以前は「生道神社」 生路地区の「生路」は 御祭神から発生・誕生した地名です

明治五年に明治政府の命令により『伊久智神社』と改称する

●生道塩について
『延喜式(平安初期の法令集)』「主計式」の巻二十四で国ごとの三種の税目(調・庸・中男作物)が書き上げられ、尾張国の項目で十三種の繊維製品を調の品目として書き並べた後に「生道塩一斛六斗与調塩共進自余輸絹絲塩」と記されている。尾張国より調塩と一緒に『生道塩』を京進した事が記されています。普通の塩でなく神塩田で製した特別な神塩でありました
その後、白糖、木綿が生まれ、この地『生道郷』は三白(さんぱく)発祥の地と呼ばれる。


●万葉仮名の『伊久智』の由来
『伊久智乃薬』より、安産のご祈願に陣痛が来た時と産後に飲む物を頒布(平成二十年まで頒布)
 我が国最古の和方薬集成書(808)に記載。



例 祭

『おまんと祭り』9月第3日曜日

※例祭当日は駐車場がございませんので、公共交通機関をご利用下さい。
  武豊線 JR東浦駅より徒歩15分 国道366号線を名古屋方面へ


おまんと(馬の塔)祭り、現在は駆け馬に成っております。

おまんと(馬の塔)祭りの祭礼絵図(伊久智神社蔵)のなごりは少し残っております。

おまんと祭りの語源は、馬を世話した頭人(馬頭人)に由来。馬の塔には警固(警護)の隊列が従うことがほとんどで『警固祭り』とも呼ばれます。
織田信長の時代、有事に国を何時でも警護出来るようにと始まったまつり。

『馬の塔』とは、馬の背に札や御幣を立てたり又は、自慢の品を乗せて豪華な馬具で飾って神社や寺に奉納するお祭りです

◇伊久智神社神楽奉納(伏見流・朝日流)午前10より午後16時頃まで神楽殿にて
※但し神楽殿には近づく事はできません。