◇秋葉社・金比羅社(合祀殿)秋葉社は火の神様をお祀りしております。火は温かみをもたらし、時には災いをもたらすものです。当社では昔「生道塩」製塩する時に火を使い、今でも行っております湯立神事(1月最終日曜日)でも火を使っております金比羅社は海上守護の神様として信仰「生道郷」は『三白』発祥の地と知られ海路を使ってお供え物を運んでいたようです
○『三白』(さんぱく)とは塩・白砂糖・木綿
○鹽竈石(しおがまいし)神塩を造る工程で火を焚くのに竈の底に敷く石を鹽竈石と呼びます。鹽竈石には病を治すのに大変効果があったようです合祀殿に鹽竈石が在りますが、その中に願掛けで石で造った手首が納められております。現在も参拝時に体の痛いところを撫でる信仰があります。
○歯固め石(はがためいし)お食い初めに使うものです。
ご自由(無料)にご自身のお気に入りを見つけてお食い初めにて使用し、納め処にお返し下さい。
○東之脇社 御本殿の東側に天照大神をお祀りしております。
○西之脇社 御本殿の西側に道祖神・建速須佐之男命・大山積神・応神天皇・菅原道真公他をお祀りしております。
○神武天皇遙拝所
○宮城遙拝所・神宮遙拝所
○生道貝塚 伊久智神社を中心に広がる貝塚
○楠之御前社 腫物・痔疾平癒の信仰あり 楠には古来より殺菌殺虫(樟脳)の効果があり、その事から信仰となる
○熱田社 熱田大神を祀る
○素婆倶羅社 医薬の神、少名彦那神を祀る 讃岐國田村神社末社の御分霊
◇伊久智神社神楽(伏見流・朝日流)
東浦町指定民俗芸能生路地区に伝わる神楽は二つの流派があります。伏見流(南組)・朝日流(朝日流)であります。神楽の始まりはハッキリと何年と解りませんが伊久智神社の古文書によりますと天保3年(1832)には奉納と記載。その後、近隣の村々、人々が伊久智神社に習いに各地へ広まって行きました。町内・阿久比板山他昔は長男でないと御神楽への参加がゆるされず、格式が高く着物を着装して演奏。昭和12年(1937)日中戦争が始まると南北両組が交代で一日も欠かさず仲間の無事を祈り奉納した記録も有ります。今でも慶応3年(1867)に46両3分で購入した太鼓を使って練習をしております。
昭和46年(1971)に後継者不足となり保存会に昭和54年に町指定民俗芸能と成りました。
○奉納時は例祭・歳旦祭・湯立神事・夏越祓等、神社祭事にて演奏しております
◇境外社・史跡
○富士塚(通称:運動山)富士信仰の山 山頂には三角点(測量標)と慰霊碑が建つ
○権太夫塚 伊久智神社 社家(平野)塚。土地区画整理事業の為、消失。現在の当主は56代目平野家の歴史は古く延喜(902)荘園管理令で英比より派遣、祭祀を司る事となり現在も伊久智神社に仕える
○平野英義墓 寺子屋の筆子たちが師匠の徳を慕って建てた筆子塚。 江戸時代中期の伊久智神社神主
○生道井 生路地区の史跡、現在も下屋敷の人々により護られる
○上塚社 生路地区の史跡、『上塚さん』と呼ばれ西島屋敷の護神。令和4年合祀。
○天満社 生路地区の史跡、現在も塚越屋敷の人々により護られる